ゼネラルモーターズ(GM)は、取締役会で新人事が承認されたと発表した。新しい経営体制では、フレデリック・A. ヘンダーソン副会長兼最高財務責任者(CFO)が、社長兼最高執行責任者(COO)に昇格する。
レイ・ヤング金融担当上席副社長は、ヘンダーソンの後任として執行副社長兼CFOに昇格する。グローバルパワートレインおよびグローバル品質担当のトーマス・G・スティーブンス上席副社長が執行副社長に昇格する。
リック・ワゴナー会長兼CEO(最高経営責任者)は「今回の人事異動は、経営幹部のリーダーシップをさらに強化することを踏まえ、適切な時期に行ったものであり、特に、GMの伝統ある社長兼COOのポジションを再構築するには良いタイミングであったと考えている」と語る。
「ヘンダーソン氏は、この職務を遂行ためにふさわしい人物で、GMが事業を展開している主要3地域において豊富な経験を持つだけでなく、他の事業でも長年にわたり幅広く手腕を発揮し、多大な成果を挙げてきた。今後はボブ・ラッツと緊密に連携しながら、創業200年に向けた改革を進めていきたい」