12日夕方、大阪府柏原市内の国道25号で、渋滞中の車列の間から飛び出してきた8歳の男児が対向車線を走行してきた乗用車にはねられた。男児は事故翌日に死亡。警察では57歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕している。
大阪府警・柏原署によると、事故が起きたのは12日の午後6時5分ごろ。柏原町古町3丁目付近の国道25号で、渋滞していた下り線(南行き)の車列の間を歩き、横断しようとしていた8歳の男児が上り線(北行き)を走行してきた乗用車にはねられた。
男児は弾き飛ばされた際に頭部を強打。意識不明の状態で近くの病院に収容されたものの、翌13日朝に脳挫傷などが原因で死亡した。警察では事故を起こしたクルマを運転していた57歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕。男児の死亡を受け、容疑を同致死に切り換えて調べを進めている。
現場は片側1車線の緩やかなカーブ。現場に横断歩道や信号機の設置は無い。死亡した男児は道路を横断してすぐの場所にある自宅に戻ろうとしていたとみられる。逮捕された男は調べに対して「男児は止まっていたクルマの間から飛び出してきた」などと話しているという。