ホンダは、宅配などのビジネス用途で活用されている原付三輪スクーター『ジャイロX』と、『ジャイロキャノピー』を一部改良して27日から発売すると発表した。
ジャイロXとジャイロキャノピーは今回、エンジンを従来モデルの2ストロークから、環境性能の高い水冷4ストロークOHC4バルブに一新した。優れた始動性に寄与する電子制御燃料噴射システム(PGM-FI)の採用などでスムーズな走りを実現している。
燃費はジャイロXベーシックタイプで60km/リットルを達成、従来モデルに比べ32%の向上した。また、排ガスを浄化する触媒装置(キャタライザー)をエキゾーストパイプに内蔵することで、2006年国内二輪車排出ガス規制に適合した。
車体は、両モデルともに前・後輪に新設計のアルミ製ホイールを採用するとともに、後輪のサイズを6インチから8インチに大径化することで、走行安定性の向上を図った。
ジャイロXは、ウインドシールドと車体前・後にキャリアを装備したスタンダードタイプと、ウインドシールドとリアキャリアを廃したベーシックタイプの2タイプを設定した。
ジャイロキャノピーは、従来モデル同様に、雨や埃など天候の影響を受けにくくする大型のフロントスクリーンとルーフを装備し、開放感のある運転スペースと広い視界を確保している。
価格はジャイロキャノピーが52万3950円。