携帯電話殺人、執拗な暴行 競輪帰りのバス車内

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三重県警は26日、バス車内での携帯電話使用を注意されたことに腹を立て、注意した男性に対して執拗な暴行を加えた58歳の男を暴行の現行犯で逮捕した。被害を受けた男性は体調を急変させ、翌27日に死亡している。

三重県警・松阪署によると、事故が起きたのは26日の午後4時40分ごろ。松阪市愛宕町付近を走行していた三重交通バスが運行する臨時バス(松阪競輪場発/松阪駅行き)の車内で携帯電話を使っていた男に61歳の男性が「やかましい」などと注意したところ、男が激怒。男性の胸倉をつかんだり、座席や窓に押し付けたりするなどの暴行を約10分間に渡って続けた。バスには客30人が乗っていたが、誰もこれを制止することはなかった。

バスが終点の松阪駅に着いてからも2人は降車せず、トラブルが続いていたことから運転手が警察に通報。同署は暴行を加えた59歳の男を暴行の現行犯で逮捕し、被害を受けた男性からバス降車場所に近い歩道橋で事情を聞いていたが、この男性は突然意識を失って倒れた。男性は近くの病院に収容されたものの、約13時間後に腹膜炎で死亡している。

警察では男性の死因が暴行事件と関連あるものと断定。容疑を傷害致死に切り替えて送検している。調べに対して男は「強い口調で注意されたので、カッとなった」などと供述。暴行については大筋で認めているようだ。

《石田真一》

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