1日は自動車業界でも入社式が一斉に行われ、次代を担う新人を迎え入れた。トヨタ自動車は、豊田市の同社スポーツセンター第1体育館で1973人の新入社員が出席して行われた。
会社を代表して挨拶した渡辺捷昭社長は、昨年の生産台数で米GM(ゼネラルモーターズ)を抜いて「世界一」になったことに触れる一方、急速な円高や資源価格の高騰など「外部環境がわずか数か月の間に一変」していると指摘した。
そのうえで「トヨタは安定している。自分の将来は安泰だと思われている方もいるかもしれないが、かつてないほど厳しい状況の中にいることを、まずしっかり認識してもらいたい」と、強調した。
さらに渡辺社長は、仕事に取り組むうえで「お客様第1」「チャレンジ精神」「チームワーク」の3点を心がけるよう訴えた。