米第1四半期の販売は14年ぶりの低い数字に

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米第1四半期の販売は14年ぶりの低い数字に
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各メーカーが3月の販売実績を発表する4月1日を控え、米自動車業界には「1994年以来最悪の数字になる」という暗い見通しが明らかになりつつある。

1月、2月の売上げは年間ベースでそれぞれ1530万台、1520万台と前年を大幅に割り込む数字だったが、3月はさらに売上げが下落し、一部アナリストからは「1490万台ベース」という予想まで出ている。

特に苦戦を強いられているのはGMとフォードモーターで、国内のシェアはそれぞれ年頭から24%、16%落込んでいる。

原因としては昨年からのサブプライム問題で経済にリセッション懸念が高まっており、消費者の「買い控え」が進んでいること。大手自動車リサーチ会社エドモンズでは、「消費者は車の販売不振から各メーカーが大型のインセンティブを導入するのを待っており、今急いで車を買う必要はないと考えている」と分析している。

JDパワーでも今年の全米の販売台数予想を1570万台から1495万台へと下方修正しており、それが景気後退感に一層の拍車をかけている。

ビッグ3にトヨタ、日産も3月の売上げ減が予測される中、唯一3月に前年比プラスを計上しそうなのはホンダで、今年ホンダがクライスラーグループを抜いて全米4位の自動車メーカーの地位を確保するかどうかが業界の注目の的になりつつある。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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