【試乗記】ホンダ フィット…下野康史

試乗記 国産車
【試乗記】ホンダ フィット…下野康史
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メガヒット作の2代目は、見てのとおり、“正常進化”の熟成型である。主力の1.3リッターモデルで走り出すなり、まず感じたのは、乗り心地のよさである。バネのストローク感が増し、しなやかで、しかもフラットになった。

もともと『フィット』にパワーの不満はなかったから、これでいちばんの弱点が克服されたことになる。プラス20psの120psエンジンと7速CVTが付く1.5リッターの“RS”は、足まわりがしっかり固められ、乗り心地も硬い。普段使いなら1.3リッターでじゅうぶんだし、バランスもいい。

居住性と荷室の使い勝手は旧型よりさらに向上し、クラストップといっていい。ボディが大型化したこともあり、キビキビ感は旧型より薄れ、ファン・トゥ・ドライブという点では、『デミオ』ほどの感動はなかった。スポーツクーペ的なデミオに対して、新型フィットはミニバン的である。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★☆
インテリア/居住性:★★★★☆
パワーソース:★★★★☆
フットワーク:★★★★☆
オススメ度:★★★★☆

下野康史| モータージャーナリスト
自動車専門誌の編集部を経て、モータージャーナリストに転身。現在はクルマ雑誌を始め、週刊誌のコラムなど幅広く執筆活動を行っている。親しみやすい文体のなかに見える、鋭い着眼点や独特の語り口にファンは多い。

《下野康史》

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