【試乗記】レクサス IS-F…下野康史

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【試乗記】レクサス IS-F…下野康史
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日産『GT-R』を迎え撃つレクサス版BMW『M3』。ヤマハが開発した423psの自然吸気5リッターV8は、もちろんパワフル。だが、軸足はやはりレクサスである。

GT-RのV6ツインターボほどハジけていない。そのかわり、ゆっくり流していれば、高級セダンを気どれるほど、マナーがいい。右足を踏み込むと、あるところから急に排気音の咆吼が高まるが、そのセッティングは、やや人工的に過ぎるというか、ちょっとわざとらしい。トップエンドでの滑らかさも、スペシャル・チューンのV8にしてはやや物足りない。

乗り心地は硬いが、操縦性はすばらしい。“F”の名に偽りなく、買ったら、富士スピードウェイのサーキットライセンスを取らぬ手はない。

とはいえ、いってみれば、『IS』の高性能モデルである。あと11万円足すと買える完全専用設計のGT-Rは、つくづく「安い!」と思う。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★☆
インテリア/居住性:★★★☆☆
パワーソース:★★★☆☆
フットワーク:★★★★☆
オススメ度:★★★☆☆

下野康史| モータージャーナリスト
自動車専門誌の編集部を経て、モータージャーナリストに転身。現在はクルマ雑誌を始め、週刊誌のコラムなど幅広く執筆活動を行っている。親しみやすい文体のなかに見える、鋭い着眼点や独特の語り口にファンは多い。

《下野康史》

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