【横浜ゴム DNAアースワン】転がり抵抗低減で燃費をアップ

自動車 ニューモデル 新型車
【横浜ゴム DNAアースワン】転がり抵抗低減で燃費をアップ
【横浜ゴム DNAアースワン】転がり抵抗低減で燃費をアップ 全 4 枚 拡大写真

横浜ゴムから発売された新製品の『DNAアースワン』の特徴は、大幅に低減された転がり抵抗だ。横浜ゴムのテストコースで催された取材会では、坂道からエンジンを切った状態で惰性だけでクルマを走らせ、DNAエコスとアースワンでどこまで進むことができるかという実証実験が行なわれた。

まず最初に横浜ゴムの主力商品でもあるエコタイヤの『DNAエコス』を履いたトヨタ『オーリス』が坂道を発進。2回の実験を行ない、2回とも57.3mのところで自然に停止した。

そして同じクルマにDNAアースワンを履き、同じように坂を下りてみると1回目は69m、2回目は65m走ったところで停まった。これらの惰性で走った距離を平均してみると、アースワンはエコスに対して約17%の向上となった。カタログデータの21%までは行かなかったが、実験でも大幅に転がり抵抗は低減している。

タイヤ技術本部の狭間浩久さんは「エコスも転がり抵抗の少ないタイヤでしたが、アースワンはさらに2割近い転がり抵抗を低減しています。これだけ違いがあると、給油の際に燃費がよくなったと実感してもらえると思います」という。

正確な燃費の向上値に関しては公表していないが、通常走行で4 - 5%、高速がメインなら7-8%近くは燃費がよくなることもあるという。タイヤを変えただけでここまで違いがわかれば、燃費に効いてくることを体感できるだろう。

今までも省燃費タイヤと呼ばれるものは多かったが、実際の燃費の向上値はそれほど大きなものではなかった。だが、DNAアースワンなら、かなりの期待が持てそうだ。

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  2. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
  3. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  4. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  5. 「クラシックmini」がレストモッドで蘇る! 限定生産で約1490万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る