ライブドアと沖電気工業は、沖電気の位置表現抽出・管理サービス「ロコステッカー」を利用したライブドアの新サービス「livedoorブログマップ」の提供を開始すると発表した。
livedoorブログマップは、「livedoor Blog」に投稿されたブログ記事の文章から「場所」を特定し地図上にその「位置」を表示することで、ブログとブログを「位置情報の相互リンク」でつなぐ新しい発想のサービスだ。「livedoor Blog」を開設、または閲覧する全てのユーザが無料で利用できる。
最近、位置情報をキーにブログやウェブページを検索・取得するサービスが提供され、携帯電話のGPS機能を利用して、外出先でも自由に情報を取得できるようになっている。しかし、検索対象のコンテンツには、あらかじめ地図などを利用して、位置情報を指定して付与しておく必要があるため、ブログなどの多くのコンテンツには、地名やランドマーク名など位置に関する表現がたくさん記述されていても、検索可能な位置情報が付与されていることは少なく、位置をキーとした検索対象が限られている。
livedoorブログマップは、沖電気の位置表現抽出・管理サービスを利用して、ブログ記事中にある位置を示す表現を探し出し、緯度・経度を自動的に特定して位置情報を記事に付与することで、ユーザが自分で位置情報を指定することなくポータルサイトのlivedoor地図上にブログ記事の位置を簡単にプロット表示することを実現した。
位置を示す表現としては、地名などの住所表現のほか、「東京タワー」のようなランドマーク名称などのスポット表現からも位置情報を自動抽出することができる。「京都と福岡」など文中に複数の位置を示す表現を含む場合や、「表参道」「富士見坂」など同じ地名が地図上に複数存在する場合も、ブログ記事の「主題となる位置」を自動的に判定して緯度・経度を特定し、最適な位置情報を付与するとしている。