【マツダ アテンザ 新型解説】実用ユースを考慮したパワートレイン

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【マツダ アテンザ 新型解説】実用ユースを考慮したパワートレイン
【マツダ アテンザ 新型解説】実用ユースを考慮したパワートレイン 全 8 枚 拡大写真

エンジンラインナップは2種類。初代『アテンザ』で世に出た直4ユニット、「MZR」型の2.0リットルと、2.3リットルに代わって登場した2.5リットルが設定されている。

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新開発の2.5リットルユニットは、2.3リットルのボア×ストロークをともに拡大しながら、ボアピッチの縮小や小型軽量ピストンの採用をはじめとする軽量化技術によって、サイズも重量も2.3リットル並みに抑えられているという。

FWDモデルで最高出力170ps/6000rpm、最大トルク23.0kgm/4000rpmというスペックは、先代2.3リットルに較べて最高出力こそ8ps下回るものの、最大トルクは1.1kgmの増大となる。しかも燃費は、ほとんどのモデルで従来の2.3リットルと変わらないか、むしろ向上。さらに使用燃料がプレミアムからレギュラーへと変更されているのは嬉しいニュースだ。

2.0リットルについては、数値上のスペックに変わりはない。しかし吸排気効率の向上など細かな改良によってトルクカーブのフラット化が図られている。

トランスミッションは5速ATが主軸。2.5リットルには6速MTも設定され、さらに4WDモデルには6速ATが組み合わされる。その4WDシステムは従来から引き続き、前後輪のトルク配分を100:0から50:50までの範囲で変化させる電子制御アクティブトルクコントロールカップリング式を採用する。

なお、車両開発本部 車両開発推進部の松村 薫氏によれば、4WDモデルだけ6速ATを採用しているのは「FWDに較べて約70kgほど増加した車重に対応するため」とのこと。もちろんFWDでも6速のほうがよいのは自明だが、5速ATは自社製、6速は外部からの供給ということで、コストの問題も小さくないようである。

《島下泰久》

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