いすゞ自動車は15日、乗合バス「いすゞガーラ」の暖房用熱交換器に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは、2005年8月30日 - 2008年3月25日に製作された906台。
暖房用熱交換器の格納箱の防水構造が不適切なため、送風用モータのハーネスコネクタ部で漏電を起こし、コネクタ部が発熱して発火するおそれがある。全車両、格納箱にシール剤を追加するとともに、コネクタ部と格納箱の排水口を対策品と交換する。また、送風用モータが錆びている場合は新品と交換する。対策品の供給に時間がかかるため、暫定措置としてハーネスコネクタ部を切り取り、ハーネスを直結する。
不具合発生件数は3件で、市場からの情報で発見した。事故は起きていない。