タクシーばかり5台の多重衝突 2人が死傷

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11日、東京都港区内の首都高速道路・都心環状線でタクシーが単独事故を起こして立ち往生し、これに別のタクシーが追突するなど、タクシーばかり5台が関係する多重衝突に発展した。この事故でタクシー運転手2人が死傷している。すべての事故は数分間のうちに発生。

警視庁・高速隊によると、最初の事故が起きたのは11日午前1時30分ごろ。港区海岸1丁目付近の首都高速都心環状線の内回り・浜崎橋ジャンクション(JCT)付近を走行していた53歳男性の運転するタクシーが雨で濡れた路面でスリップ、カーブを曲がりきれずに側壁へ衝突。本線にはみ出す形で立ち往生したところに、後続のタクシー2台が追突した。

3人のタクシー運転手が車外に出て被害状況の確認を行っていたところ、48歳男性の運転するタクシーがスリップし、事故現場に向かって突っ込んできた。後方(本線側)にいた2人がこのタクシーと衝突。このうち77歳の男性は首都高速1号線の本線まで約13m弾き飛ばされ、67歳男性が運転するタクシーにはねられ、全身強打が原因で間もなく死亡。最初に単独事故を起こした男性もはねられた際に足を骨折する重傷を負い、近くの病院に収容されている。

警察では2人をはねたタクシーを運転していた48歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕。現在は容疑を同致死傷に切り替えて調べを進めている。物損事故発生の一報を受け、警察が現場に到着したのは死傷事故に発展した後だった。

現場は片側2車線の緩やかなカーブ。事故当時は強めの雨が降っており、路面が滑りやすくなっていた。

《石田真一》

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