クライスラー、フィアットとも提携準備

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クライスラー、フィアットとも提携準備
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日産自動車とのOEM提携の合意が話題になったばかりのクライスラーグループだが、一方でフィアットとも生産協力の協議を進めていることが、一部報道により明らかになった。

フィアットは20年ぶりにアルファロメオを北米に復活させることに意欲的だが、提携の内容はそのアルファ生産をクライスラーの北米工場で請け負う、というもの。

フィアットでは「米国内のメーカーと生産提携について話し合いを行っている」と以前に発言しており、今回の報道はその相手がクライスラーであることを確認する内容となった。

クライスラーには、ダッジ『バイパー』というスポーツカーもあり、ダイムラーとの合併経験などからヨーロッパのスポーツカー製造には最適という見方もある。

さらに、フィアットが作る小型車をクライスラーブランドでという先読みも。

これに関してはクライスラーは、日産との提携発表の際に、中国のチェリーとの提携について「クライスラーは2モデル以上の小型車を必要とする可能性があるため、日産からサブコンパクトの供給を受けることはチェリーとの提携に全く影響しない」と語っており、特に今後のヨーロッパ市場でフィアットの小型車の供給を受けられればクライスラーのグローバルモデルラインナップがさらに充実することになる。

しかし、このクライスラーの動き、積極的な攻めの姿勢なのか、それともリスクを細分するための選択なのか、業界でも評価が分かれるところのようだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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