【ジャガー XF 日本発表】価格競争力あり

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【ジャガー XF 日本発表】価格競争力あり
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ジャガージャパンが06年のジャガー『XK』以来、2年ぶりに日本市場に投入する新型モデル、『XF』(4月10日発表、5月16日発売)。『Sタイプ』の後継というポジショニングだが、価格帯は若干上昇した。

価格レンジは3.0リットルV6搭載モデル「XF3.0ラグジュアリー」の650万円から、4.2リットルV8スーパーチャージャーを積む「XF SV8」の995万円まで。

「スポーツカーのスタイルと性能、ラグジュアリーサルーンの洗練性を融合させたジャガーの新世代サルーン」とジャガー自身が規定するジャガーXFの日本市場におけるライバルは---。

「競合を想定しているモデルは、ドイツ勢のミドルクラスセダンです。具体的にはメルセデスベンツ『Eクラス』、BMW『5シリーズ』、アウディ『A6』の3モデルですね」(ジャガージャパンのマーケティング担当者)

Eクラスの価格レンジは2.5リットルの640万円から5.5リットルV8の1046万円、5シリーズは2.5リットルの637万円から4.8リットルV8の1023万円、A6は2.4リットルの571万円から4.2リットル4WDの967万円と、いずれもジャガーとほぼ真っ向勝負となる価格帯だ。

ライバル3社のブランドイメージは非常に強固だが、XFは最廉価モデルでも3.0リットルエンジンを積んでおり、V8搭載モデルも競合モデルより安価であるなど、XFの価格競争力は高く、プレミアムクラスの輸入車市場においても一定の存在感を示せそうだ。

日本勢では4.6リットルV8やハイブリッドなどを擁するレクサス(トヨタ自動車)のLクラスサルーン『GS』(538万 - 783万円)がライバルとなりそうだが、「XFとレクサスGSとでは価格に100万円以上の違いがあり、直接は競合しないと考えています」(マーケティング担当者)と、ジャガーサイドでは当面、ライバル視しない構えだ。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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