松下電工、紙フェノール銅張積層板を値上げ

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松下電工は、テレビやAV機器など家電製品に搭載されるプリント配線板に使用されている紙フェノール銅張積層板の価格を再値上げすると発表した。

同社では、紙フェノール銅張積層板の主原料である銅箔、原紙、各種薬品などの高騰により、これまで数回にわたって値上げしてきた。しかし、その後も原油価格の高騰を受けたメタノール、ホルマリンなどの溶剤のほか、桐油の価格も大幅に上昇している。銅地金価格も一時軟化を見せたものの今年2月、3月とロンドン金属取引所が過去最高記録を更新するなど、再び高騰に転じ銅箔価格も上昇している。

同社では、原材料価格の高騰を社内の徹底した製造合理化、大幅な費用削減などで吸収するため、全力を上げて取り組んできたものの、原材料の値上がり分の全てを自助努力で吸収するには限界があると判断、顧客への安定的な供給責任を果たすため、原材料値上がり分の一部を価格に反映させるとしている。

値上げ幅は片面タイプが15%、両面タイプが12%の値上げを予定、5月1日出荷分からと、している。

同社の紙フェノール銅張積層板は、中国・蘇州、タイ・アユタヤで生産している。

《レスポンス編集部》

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