豊通エレクトロニクス、自動車用電子部品の品質サポートセンターを稼働

自動車 ビジネス 企業動向

豊田通商は、グループのカーエレクトロニクス事業会社である豊通エレクトロニクスにおいて、半導体製品を中心とした自動車用電子部品の品質サポートセンター(TAQS)を設立し、稼動を開始した。

自動車産業では、電子部品、特にIC(集積回路部品)の使用が年々増加の一途をたどっており、これに伴って自動車機器各社から強力な品質改善機能を持ったサポートセンターのニーズが高まっている。新設したTAQSは、この品質改善活動を効果的に支援する中心的技術センターとして設立した。

TAQSでは、一個でも不具合が出た時、24時間以内に選別検査の開始が可能で、品質不良を24時間以内に把握し、原因を究明後、改善ノウハウを生産工場へフィードバックし、作り込みを指導する。また、蓄積された改善ノウハウを新製品開発時の設計段階での作り込みに活かし再発を防止し、ゼロディフェクト量産立上げが可能としている。」

TAQSは、自動車の安全、快適を支える高いレベルの品質要求に応える改善技術を集積したセンターで、このノウハウにより、自動車機器各社を品質面からサポートする。すでに業務を正式に受け付けており、100件に迫る案件を受けている。今後、投資計画を策定し、スペース、解析設備の増強、人員も現在の24人体制を50人体制へと技術者の増強を進め、機能を強化する方針だ。

《レスポンス編集部》

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