三井化学とプライムポリマーは、ポリプロピレン(PP)自動車材の需要拡大に対応するため、北米、タイ、中国で、合計7万3000トンの生産能力を増強すると発表した。現在の生産能力と比べて24%増強する。
現在建設中のインド新会社の生産能力1万5000トンと合わせると、今後2年以内に、8万8000トン、29%の能力増強を行うことになる。
三井化学は、PP自動車材事業を基礎化学品事業分野の中核事業と位置付け、その具体的な事業展開はプライムポリマーが統轄している。
日系自動車メーカーはグローバル展開を加速しており、海外での生産台数を増加している。こうした動きに対応してプライムポリマーは、日本、北米、欧州、タイ、中国、インドで生産体制の強化・拡大を進めている。
今回の北米、タイ、中国における増強で、PP自動車材において世界でトップクラスの供給力をさらに強化すると、している。