松下電工、中国広州の第2工場が稼働

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松下電工は、中国・広州のパナソニック電工電子材料広州有限公司が建設していた多層プリント配線板用材料(多層材)の第2工場が本格的に稼動開始すると発表した。

中国華南地区は、デジタル家電、携帯電話に加え、今後は車載機器、ネットワーク機器用途の多層材需要が拡大することから、供給能力アップが市場から強く望まれていた。

特に車載機器、ネットワーク機器用途は高品質・高信頼性の多層材が必要で、新工場では高耐熱材およびハロゲンフリー(環境対応)材を中心に生産する。

第2工場の稼働により多層材の中国での生産能力は従来の年間240万平方メートルから480万平方メートルに倍増する。また、松下電工の中国・台湾での多層材の生産能力は、2006年6月に稼動を開始したパナソニック電工電子材料蘇州有限公司、パナソニック電工電子材料台湾、今回生産能力を増強した広州と合わせて、年間1200万平方メートルとなる。

需要地での生産体制を確立することで、きめ細かな顧客対応を実現、同社の電子材料部門の中国市場での売上高は、現在の260億円から2010年には380億円に拡大させる計画だ。

《レスポンス編集部》

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