画期的な平ベルト駆動システム…バンドー化学が開発

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バンドー化学は、画期的な次世代の平ベルト駆動システム「Hyper Flat Drive System(HFDシステム)」を開発したと発表した。同システムは、5月から機械製品や設備向けなどに販売を開始する。

同社では、地球温暖化防止につながる製品として省エネVベルトなどの省エネと環境に配慮した製品開発に取り組んできた。今回、平ベルト、蛇行制御デバイス、オートテンショナを組み合わせてシステム化することでVベルトよりもさらに高い伝動効率と長寿命を可能とする平ベルト駆動システムのHFDシステムを開発した。

伝動ベルトの原型であり歴史の古い平ベルトは、ベルトの曲げ剛性が低く高効率伝動には理想的なベルトだが、Vベルトよりも伝動能力が低いことや運転中に発生する蛇行や張力低下の問題などにより、使用用途が限られていた。

同社では、平ベルトの優れた特長に着目し、改良を重ねることで、伝動能力の向上を実現した次世代の平ベルト「ハイパー・フラット・ドライブ・ベルト」の開発に成功した。また、蛇行と張力低下の問題に対しては、ベルトの走行位置を自律制御させる蛇行制御デバイスを開発し、その蛇行制御デバイスに張力を維持するオートテンショナ技術を組み入れることで克服した。

同社は、このHFDシステムを、次世代の省エネ伝動製品として、あらゆる機械製品や設備向けなどに提案していく。

《レスポンス編集部》

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