ロジクールが発表した、『PLAYSTATION 3』対応『グランツーリスモ』オフィシャル・ステアリングコントローラ『Driving Force GT』。最大の特徴は、「リアルタイムアジャストメントダイヤル」。
Driving Force GTで「グランツーリスモ5プロローグ スペック2」をプレーするとき、ステアリング中央よりやや下の右側のジョグダイヤル機能付きボタンと、左側の上下二分割のボタン(上が+、下が−)を駆使して、トラクション・コントロール・システム(TCS)、4WDトルク配分、オート・スタビリティ・マネジメント(AMS)、ABS、ブレーキバランスのフロントおよびリアの調整が可能だ。
TCS、4WDトルク配分、ABS、ブレーキバランスは10段階で調整できる。AMSは、オンかオフの設定だ。設定した各項目の数値をセーブする機能はついていない。
使用する際は、ジョグダイヤルの中央のボタンを押すと、走行中でも画面下方にメニューが表示される。ジョグダイヤルを回すことで、項目の選択ができ、左側で数値を調整し、ジョグダイヤルのボタンで終了だ。こうしたゲームとの連動は、『グランツーリスモ』の制作会社ポリフォニーデジタルと、2年にわたる共同開発で実現した。
フォースフィードバックも改良されており、細部での動作が見直された。ゼブラゾーンに乗り上げたときや、ダートに飛び出したときなどはその違いが顕著にわかるという。アンチバックラッシュギアを採用し、ゆるみのないステアリングレスポンスを実現。回転角は、ロックtoロックで2回転半=900度を実現し、ヘアピンなどキツイコーナーでの操縦精度を向上させている。
デザイン面も改良され、ステアリング径は世界の多くのスーポーツカーが採用している11インチを採用。また、ラバー加工が施されたリム自体の径も細くなっており、握りやすさが増している。
PlayStation 2用の『グランツーリスモ3』や『グランツーリスモ4』でも使用可能だ。Driving Force GTは6月12日発売予定、1万7800円。