メルセデスベンツに“ベイビーベイビーGクラス”? EQB後継の『GLB EV』準備中!

メルセデスベンツ GLB EV 市販型のプロトタイプ
メルセデスベンツ GLB EV 市販型のプロトタイプ全 12 枚

メルセデスベンツは現在、コンパクト電動クロスオーバーSUVの『EQB』後継となる、『GLB』次期型を開発中だ。そのフル電動仕様をスクープ班のカメラが初めて捉えた。メルセデスは現在、『Gクラス』の小型版“ベイビーG”を開発中で、GLBはさらに下に位置する“ベイビーベイビーGクラス”になりそうだ。

メルセデスベンツは電気自動車シリーズを刷新中で、EQBの後継車として電動GLBが間もなく登場する。電動GLBは「EQテクノロジー搭載GLB」という新しい名前が付けられると予想されており、内燃エンジンバージョンとほぼ同時期、おそらく2026年初頭に発表される予定だ。

GLB次期型の内燃機関バージョンと電気バージョンは、全体的なデザインは同じになると思われる。これは現行のGLBとEQBとの関係と同じた。EQBから引き継がれるであろう1つの衣装は、EVならではの閉ざされたグリルだ。今回カメラが捉えたプロトタイプは、以前のスパイショットで見られたGLBプロトタイプとは対照的に、カモフラージュに穴が空いていない。ホイールはスポーティな20インチを装着しているが、それ以外はGLBプロトタイプと同じ外観だ。

メルセデスベンツ GLB EV 市販型のプロトタイプメルセデスベンツ GLB EV 市販型のプロトタイプ

フロントエンドは、現在のGLBよりもわずかに丸みを帯びており、スリーポインテッドスターLEDデイタイムランニングライトがヘッドライトユニットに組み込まれる。

リアには、ウィンドウの下に逆U字型に走るスリムなライトバーが装備され、雰囲気が内燃機関バージョンとさらに異なる。そのほか、特大のリアバッジや、ルーフレール、黒いホイールアーチサラウンド、フェイクスキッドプレートなど、オフロードデザイン要素も特徴的だ。

キャビン内には、これまで以上に大きくなったディスプレイと高度なAI制御とを備えた、最新のMB OSインフォテインメントシステムが搭載される。現行同様に最大7人が座れる、やや頑丈な内装が期待できるだろう。

EQBの後継車は名前が変わるだけでなく、新しいプラットフォームも採用され、「MMA」(メルセデス・モジュラー・アーキテクチャ)プラットフォームを、最近発表されたばかりの『CLA』と共有することになる。MMAプラットフォームは、開発最初からEV用に設計されており、小型の内燃期間を併用するハイブリッドパワートレインの選択肢も用意される。

メルセデスベンツ GLB EV 市販型のプロトタイプメルセデスベンツ GLB EV 市販型のプロトタイプ

EQテクノロジー搭載のGLBには、58kWhと88kWhの2種類のバッテリーサイズが用意され、約286psのリアマウントシングルモーターレイアウト、またはより強力なデュアルモーターセットアップの両方が搭載される。後部に搭載された電気モーターには、2速トランスミッションも搭載され、低速時には力強い加速が得られ、高速走行時にはよりリラックスした挙動が期待できる。

さらに重要なことは、800V電気システムが採用されてパワートレイン全体の効率が向上し、最大320kWの充電速度が可能になることだ。これは、はるかに高価な『EQE』および『EQS』、さらにはメルセデスのBEVラインナップのトップを走るEQテクノロジー搭載『G580』よりも、はるかに高い充電性能だ。

フル電動仕様の他に、48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載したさまざまな内燃機関バージョンも用意される。将来的には、ハイスペックAMGを含む、より幅広いパワートレインが利用可能になると思われる。

メルセデスベンツは、MMAプラットフォームを共有するモデルが、この後どの順番で登場するかを正式には明らかにしていないが、GLBに加えて『GLA』、『CLAシューティングブレーク』の3車種が2026年末までに発表されると予想されている。

《APOLLO NEWS SERVICE》

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