【スーパーアグリF1撤退】ピラニア・クラブ

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
【スーパーアグリF1撤退】ピラニア・クラブ
【スーパーアグリF1撤退】ピラニア・クラブ 全 2 枚 拡大写真

鈴木亜久里スーパーアグリ(SAF1)代表は「数レース欠場して、再起を目指す考えはないのか?」との問いに、「現在の協定では年間3レースまで欠場できるのかな? でも、そういう考えはない。(そういうかたちも含めて)時間切れでした」と答えている。先のスペインGPを最後に完全撤退、SAF1は消滅したのである。

【画像全2枚】

2年ほど前にはF1への“出場権”の価値が高騰したものだが、それについても「出場権は、出場し続けていてこその権利。それに2年前は、2008年からカスタマーシャシーが正式に使えることになるっていうんで、みんながF1に出ようと思った。けど、カスタマーシャシーが(2010年から)認められないことになってしまったからね」と。

もはや出場枠を確保するという概念・価値が消滅してしまった実状と合わせて、出場枠の売却というような可能性もあり得ないことを語った。

そして、カスタマーシャシーが認められなくなること、つまり他のチームからマシンを買って出場することを禁止したF1界の方針が、SAF1のパートナー探しにもマイナスに影響した旨を亜久里代表は話している。

「サーキットに行っても、僕は自分のチームの戦略のことなんかまったく知らずにお金の話ばかりしていた。疲れたよ。“レース”がしたかったね……。レースができる環境でなら、またやってみてもいいかもしれないけど、“ピラニア・クラブ”に指を突っ込みたくはない」と、生き馬の目を抜く過酷な生存競争の場に辟易した雰囲気の亜久里代表であった。

《遠藤俊幸》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『GT-R』次期型はいつ登場? ハイブリッドスポーツとして最速2027年発表か
  2. 「さすが私が欲しいバイク」ヤマハの原付二種スポーツ『XSR125』が「バイクオブザイヤー2025」に、SNSではファン興奮
  3. 「日本バイクオブザイヤー2025」大賞はヤマハ『XSR125』、人気投票で決定
  4. “車内スマホ生活”を強力サポートする、パワフル「USBプラグ」の新作登場![特選カーアクセサリー名鑑]
  5. 【日産 フェアレディZ 新型試乗】まるで日本製のアメ車? そこはかとなくアメリカを感じる…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る