日産、今期純利益は3割減の3400億円を予想

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日産、今期純利益は3割減の3400億円を予想
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日産自動車は13日、2009年3月期の業績予想を発表した。世界販売は新興市場諸国での伸びを中心に3.5%拡大するものの、円高や原材料費の高騰などにより純利益は前期比29.5%減の3400億円と大幅に減少する。

世界販売は日本と米国がほぼ横ばい、ロシアを含む欧州や中国など一般海外地域での順調な伸びを見込み、前期より13万台多い390万台を計画した。1ドル=110円、1ユーロ=155円を前提に売上高は4.4%減の10兆3500億円を予想。

為替変動の利益への影響額は公表していないが、原材料費の上昇は前期の減益要因(847億円)のほぼ倍程度になると見ている。営業利益は30.5%減の5500億円の予想とした。

前期は世界販売が8.2%増の377万台と期首計画を7万台上回った。売上高は3.4%増の10兆8242億円、営業利益は1.8%増の7908億円、純利益は4.7%増の4822億円と2期ぶりの増益を確保した。

カルロス・ゴーン社長は、「今年度は唯一の好材料が新興諸国の販売の伸びだけで、あとはすべて悪材料。業界にとっては難しい年だが日産にはチャンスと捕らえている。配当を(2円増配の)年42円にするのはわれわれの自信である」と語った。

《池原照雄》

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