出光、緑化事業に参入へ…グリーンジオ設立

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出光興産は、エスビーエル、グリーンプロデュースと共同で、土壌適応力に優れる被覆植物「改良イワダレソウ」(商品名=『クラピア』)を生産する「グリーンジオ」を設立し、緑化事業に新たに参入した。

イワダレソウは、クマツヅラ科の多年生植物で、世界に約200種の品種がある。これを宇都宮大学の倉持仁志講師が1997年から緑化用被覆植物として品種改良に着手し、種苗法に基づいて登録を受けた新たな品種がクラピアだ。土壌表面を短期間で強固に覆って土壌流出を防止することから、河川敷や傾斜地、あぜ道などの緑化するのに普及が進みつつある。

今回設立したグリーンジオは、クラピアの苗を生産し、苗販売代理店を通じて全国に供給する。売上目標は初年度6000万円で、10年後の2018年度には20億円を目指す。

出光はグリーンジオに50%出資し、クラピアの苗生産、販売に着手、緑化事業に参入する。出光では、中東などの砂漠地帯の緑化にクラピアを用いることも視野に入れ、2007年4月から中東で現地試験を実施している。2008年末には、砂漠地域適用の可能性を見極める予定。

《レスポンス編集部》

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