映画「007」シリーズ22作目となる最新作の邦題が『007/慰めの報酬』(原題:『QUANTUM OF SOLACE』)に決定した。
日本では『消されたライセンス』(1989年)以来、20年ぶりの漢字を用いた邦題となった。本作は、原作者イアン・フレミングの短編『QUANTUM OF SOLACE』(小説邦題『ナッソーの夜に』)が原作。
ボンド役は前作『007/カジノ・ロワイヤル』のダニエル・クレイグが続投、ボンドガールには、ウクライナ出身のオルガ・キュリレンコと英国出身のジェマ・アータートンの2名が決定している。監督は『チョコレート』でハル・ベリーにアカデミー賞をもたらしたマーク・フォースター。
本作は今、パナマ、チリ、バハマ、イタリア、オーストリア、ロンドンと世界中で撮影中だ。全英、全米公開は2008年秋、日本公開は09年お正月第二弾となる予定。
ストーリー……前作で愛するヴェスパーを喪ったボンドは、彼女を操っていたホワイトを追及していくうち悪の組織の存在を知る。組織はラテンアメリカの一国の政府を転覆、天然資源を手にすることで世界をコントロールしようとしていた。スパイと復讐者、ボンドは2つのアイデンティティの間で葛藤する。