時効寸前まで逃走 ひき逃げ事件被告に懲役4年を求刑

自動車 社会 社会

2003年4月、福井県敦賀市内の国道8号で、道路を横断していた2歳の男児(当時)をひき逃げして死亡させたとして、業務上過失致死などの罪に問われた41歳の男に対する論告求刑公判が12日、福井地裁で開かれた。検察側は懲役4年を求刑している。

問題の事件は2003年4月12日の午後10時40分ごろ発生した。敦賀市本町付近の国道8号で、道路の反対側にあるラーメン屋台に向かおうと道路に飛び出した2歳の男児が進行してきたクルマにはねられた。男児は頭部を強打して間もなく死亡、クルマは現場からそのまま逃走した。

容疑者の行方はわからないままだったが、時効まであと2か月と迫った今年1月、41歳の男が容疑に関与したものと断定し、業務上過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕。後に同罪で起訴されていた。

12日に福井地裁で開かれた論告求刑公判で、検察側は「被告は飲酒運転や信号無視などの違反行為を以前から繰り返していた」と指摘。「ひき逃げ事故後に容疑車両を処分し、証拠の隠滅を図るなど、犯行は極めて悪質である」として、裁判所に懲役4年の実刑を求めている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. 【トヨタ ランドクルーザーFJ】「ランクルらしさ」と“サイコロ”を融合した小さいランクル、デザインの肝
  4. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  5. トヨタ『ハイラックス』新型、11月10日にタイで世界初公開へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る