ブリヂストンと東洋ゴムが資本提携へ 単独世界トップのタイヤメーカーへ

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ブリヂストンと東洋ゴムが資本提携へ 単独世界トップのタイヤメーカーへ
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ブリヂストンは、東洋ゴム工業と資本提携を結ぶことで合意した。ブリヂストンは、「名実ともに世界トップのタイヤメーカー」を目指しており、東洋ゴムをグループに加えることで、ミシュランを突き放して単独トップを目指す。

世界のタイヤ・ゴム産業は、高機能な商品と安価な汎用品との二極化による需要構造の変化、低価格を武器とした新興勢力の伸張による競争激化、世界的な原材料・素材価格の高騰による収益構造の変化など、経営環境が激変している。こうした環境下、ブリヂストンと東洋ゴムは提携し、それぞれの得意分野や経営資源を有効活用して新たなシナジー効果を創出することで、企業価値の向上を図る。

具体的な業務提携の内容は、今後両社で設置する分野別のプロジェクトで協議し、今年の秋を目処にまとめる。

検討するのは、新工法の開発や機械設備の開発・調達を含む、より先進的な製造技術開発や原材料・資材・設備調達、製品を相互に生産委託することによる生産面でのスケールメリット、物流面でのメリット、生産余力の活用について検討する。また、グローバルレベルでの物流協業やタイヤ以外の事業での協力についても検討していく予定。

提携では、両社の安定した信頼関係が必要不可欠であることから、資本提携する。東洋ゴムが第三者割当で新株式2000万株、発行済み株式総数の8.72%を発行し、ブリヂストンがこれを引受ける。一方で、ブリヂストンは、自己株式として保有する普通株式3900万株、発行済み株式総数の0.48%を東洋ゴムに譲渡する。

ブリヂストンは東洋ゴムの第3位の大株主となる見通しで、投資ファンドを除く事業会社としては4.56%出資するトヨタ自動車を抜いて出資比率ではトップとなる。

《レスポンス編集部》

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