タタ、Xプライズに名乗り

エコカー 燃費
タタ、Xプライズに名乗り
タタ、Xプライズに名乗り 全 1 枚 拡大写真

高額の賞金を用意し、人類の未来のための技術開発を募っているXプライズプログラム。これまでに有人宇宙ロケットの低予算開発などのチャレンジを行ってきた。

そのXプライズが現在募集中なのが「1ガロンで100マイル走行できる車(代替燃料の場合はガソリンに換算して同程度を達成)」。達成目標は2010年で、賞金総額なんと1000万ドルだ。

このチャレンジに、インドのタタ社が自動車メーカーとして初めて名乗りを挙げた。1ガロン100マイル走行=3.8リットルで160km(42.3km/リットル)、というのは現実に実験段階としては存在するが、Xプライズが求めるレベルは「現実のレース基準に沿ったXプライズが求めるレースシリーズで勝利するだけの走行実力があること」「二酸化炭素の排出量も制限」と厳しい。

チャレンジへの申し込み締め切りは今年の夏で、現在までプライベート、大学の研究チームなど約70の団体が申し込みを行っている。しかしメジャーの自動車メーカーとしての参戦はタタが初となる。

タタによると、同社ではハイブリッド、EVの2つのカテゴリーでのエントリーを予定。しかしエントリーモデルは低価格で話題の『ナノ』ではないという。

Xプライズによると、GMのシボレー『ボルト』、トヨタ『プリウス』(ただしプラグイン・ハイブリッド)などもエントリーの対象になるとのことだが現在のところビッグ3や日本のメーカーからの参戦予定はない。

プライズ獲得のためには量産できる車、という前提が必要で、その意味では大学のチームなどよりメーカーの方に勝利の可能性は高い。

最初のレースは来年ニューヨークで開催される予定だが、タタがどんな車でチャレンジするのか、注目が集まりそうだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  3. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  4. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  5. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る