スーパー耐久シリーズの第2戦「ハイランドスーパー耐久500kmレース」が、5月17・18日に宮城県仙台ハイランドレースウェイで開催された。総合優勝は、STクラス1の谷口信輝/片岡龍也組の28号車「PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE」。開幕戦に続き2連勝となった。
18日の決勝は、予選で圧倒的な速さでフロントローを独占したBMWの28号車(片岡)と50号車(柳田)が他車を一気に突き放す展開。予選3位の1号車「ENDLESS ADVAN Z」(スターティングドライバーは青木孝行、パートナーは藤井誠暢)ですら、オープニングラップ終了時点で早くも2台に2秒近く離されてしまうほど。
28号車と50号車は、序盤こそ順位を入れ替えてマッチレースの様相を見せるが、徐々に28号車が突き放していく。49周目に50号車が、50周目に28号車がピットインし、それぞれパートナーにチェンジ。28号車は谷口に代わるが、それまでと変わらず順調に周回していく。最後は独走となり、最終的には3位以下を周回遅れにした上で2連勝を飾った。開幕戦はトラブルに泣いた50号車も今回は走り切り、BMW勢は1-2フィニッシュを決めている。
三菱『ランサーエボリューション』のIXとXが競う“ランエボクラス”となったSTクラス2。決勝は、予選2位の11号車「オーリンズ・ランサー EVO X」(中谷明彦/木下隆之組)がオープニグラップでクラストップに浮上すると、そのまま快走。燃費に余裕を持たせた3ストップ作戦を採用したが、ライバルの脱落もあってXの初勝利となった。
スーパー耐久シリーズ最多の4車種が争うSTクラス3は、333号車「エクセディH.I.S.イングスZ」(前嶋秀司/佐々木雅弘組)が勝利。インテグラVSシビック同門対決のSTクラス4は、69号車「J'S RACING CIVIC ADVAN」(梅本淳一/久保田英雄組)が勝利している。
次回第3戦は、富士スピードウェイでの伝統の4時間耐久戦「スーパーテック」。6月14・15日に開催だ。