当て逃げのクルマ、終電間際の電車を止める

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16日未明、東京都北区内の区道を走行していた乗用車が丁字路交差点を突き当りまで直進し、金網フェンスを突き破ってJR山手線の線路内に突っ込む事故が起きた。クルマは線路上で大破。山手線は終電間際だったが、約2時間に渡って運行がストップした。

警視庁・滝野川署によると、事故が起きたのは16日の午前0時30分ごろ。これより5分前の同日午前0時25分ごろ、北区西ケ原1丁目付近の都道交差点で信号待ちをしていたワゴン車に対し、後ろから進行してきた乗用車が追突した。

乗用車はそのまま逃走。ワゴン車は逃げる乗用車を追跡したが、乗用車は約500m離れた北区中里2丁目付近の区道を走行中に丁字路交差点を突き当りまで直進。そのまま金網フェンスを突き破ってJR山手線の線路内に突っ込んだ。

フェンスへの衝突時、クルマは70 - 80km/hの速度で進行していたとみられ、内側(内回り線)までジャンプするようにして突っ込み、着地の衝撃で大破。山手線は終電間際だったが、この事故の影響で運行が約2時間に渡ってストップ。午前2時30分ごろに復旧したが、約2000人の足に影響が出ている。未明ということもあり、一部の乗客はタクシーによる振替輸送で対処した。

警察では乗用車を運転していた47歳の男を道路交通法違反(ひき逃げ)の現行犯で逮捕。過失往来危険容疑でも調べを進めている。

《石田真一》

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