日産、新しい中期経営計画でもLCV事業を強化…2012年度に売上げ倍増

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日産自動車は、同社が発表した新中期経営計画「日産GT2012」期間の成長へ向けたブレイクスルーの要素として小型商用車(LCV)事業に注力すると発表した。

同社は、日産GT2012計画期間にLCV事業に対するコミットメントを設定した。(1)2007年度比で、2012年度にはLCV販売による売上高を倍増する、(2)2012年までに、グローバルLCV市場においてトップレベルのお客さま満足度を達成するの2点。

日産は、2012年度末までに13の新型LCVを投入する予定。2008年9月にロシアでLCVの販売を開始し、2010年度中にはインド、米国にも進出する。

同社の2007年度のLCVビジネスユニットの販売台数はグローバルで51万9703台で、8%を超える連結営業利益を達成した。車種別では、7万1678台を販売したピックアップトラック『NP300』/『フロンティア』が最量販LCVだった。販売台数が一番多かった市場は中国で15万1088台で、次に日本の12万1790台だった。

LCV事業は、2005 - 07年度の前の中期経営計画「日産バリューアップ」で、同社が掲げる4つのブレイクスルーの1つとして位置付けられ、コミットメントとして2007年度末までに販売台数を43万4000台とすること、売上高営業利益率を8%に倍増させることなどが含まれ、1年前倒しで達成した。

《レスポンス編集部》

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