三洋電機は、独フォルクスワーゲン(VW)グループとハイブリッド自動車(HEV)用の次世代リチウムイオン電池システムの共同開発を進めることで合意した。
三洋電機では、地球環境保護への意識の高まりや原油高騰を背景に、今後急速に拡大することが予測されるHEV用二次電池の開発・事業を強化していて、既に北米市場でフォードモーター、ホンダにHEV用ニッケル水素電池を供給している。
また、VWグループ(フォルクスワーゲン、アウディ)とは、2006年1月に次世代ニッケル水素電池システムの共同開発を進めることでも合意し、現在も共同開発に取り組んでいる。
今回のVWグループとのリチウムイオン電池システムの共同開発の合意で、ニッケル水素電池システムに加え、VWグループと緊密なパートナーシップを構築し、高性能HEV用電池システムの開発、商品化を加速し、グローバルでのHEV用バッテリー事業の拡大を目指すとしている。