住友金属、中国原発向けにSG管を受注

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住友金属工業は、住友商事と共同で、米国のウエスティングハウス社の新型炉「AP1000」を導入する中国の三門1号、海陽1号原子力発電所向けに蒸気発生器用伝熱管(SG管)を受注したと発表した。

今回受注したSG管は、世界で最初のAP1000向けとなる。また、米国でもAP1000を導入するVogtle3号、4号原子力発電所向けに、SG管の受注が内定した。

これらのSG管は韓国の斗山重工業に納入し、蒸気発生器に組み立てる。

世界的な電力需要増加とCO2排出削減ニーズの高まりから、原子力発電所の新設計画が急増している。こうした中、SG管の供給メーカーは住金、スウェーデンのSandvik社、フランスのValinox社の世界で3社だけで、今後、3社の生産能力を超える需要が見込まれている。

一方、経済性と安全性を改善した新型炉では蒸気発生器が大型化するため、SG管の曲げ半径も大型化する。これに対応し、住金では、鋼管カンパニー特殊管事業所で、新型炉対応のためのSG管の製造設備改造と生産能力増強を合わせた投資を決定した。これにより、SG管の生産能力を約3割増強する。

《レスポンス編集部》

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