新日石、燃料電池のPROX触媒で受賞

エコカー 燃費

新日本石油は、「燃料電池システム用水素製造におけるPROX触媒」の研究で、日本化学会から「第88春季年会優秀講演賞(産業)」を受賞したと発表した。

日本化学会は1878年に設立された日本最大の化学学会。第88春季年会優秀講演賞(産業)は、3月に行われた同学会年会での講演の中で、特に優れた講演に対して贈られるもので製品開発に大きく寄与した技術内容を発表するATP(Advanced Technology Program)部門での受賞となった。

同社は、家庭用燃料電池システムで家電並みの10年・約4万時間の耐久性を目標にしており、そのための課題の一つとして、水素製造触媒の一つであるPROX触媒を、高耐久かつ高性能なものにすることが不可欠だ。

今回の研究では、従来同時にはできなかったCO燃焼反応とメタネーション反応を同時に進行させることで、PROX触媒の耐久性を飛躍的に向上させる触媒の設計に成功した。

この開発によりPROX触媒の耐久性は同社の目標を達成できる見込みとなり、燃料電池システム全体の開発における進展に結びついたことが高く評価され、受賞となった。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  2. 4億円オーバーのV12エンジン搭載「完全アナログ」なハイパーカー登場!
  3. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  4. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  5. 背もたれに貼り付いた子どもたちの頭髪に…学術集会で議論された「ジュニアシートの適正使用」【岩貞るみこの人道車医】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る