【日産 ティアナ 新型発表】グローバル市場でも激戦区

自動車 ニューモデル 新型車
【日産  ティアナ 新型発表】グローバル市場でも激戦区
【日産 ティアナ 新型発表】グローバル市場でも激戦区 全 5 枚 拡大写真

日産自動車が6月2日に発表した新型『ティアナ』は、グローバル市場でも激戦区となっているLクラスのサルーンカー。ライバルとして日産が想定しているのは、「まずグローバルですが、ティアナのメインマーケットは中国市場。その中国で真っ向から競合するのはトヨタ『カムリ』、ホンダ『アコード』、アウディ『A6』になると思います」(開発責任者の有光大チーフ・プロダクト・スペシャリスト)。

成長著しい中国の自動車市場だが、そのなかでも比較的所得の高いユーザー層に人気が高いのが、Lクラスセダンである。道路整備はまだまだ拡充の余地があるが、整備されたところについては日本に比べて高速道路、一般道路とも高規格設計で速度レンジが高い。欧米に近い走行環境であることと、後席にも人を乗せる機会のあるユーザーが多いことから、操縦安定性が良好で、かつ居住性も高いセダンが人気を博している。

「このクラスのモデルを購入する比較的裕福なユーザーは、海外留学のさいに日欧米のクルマに乗る機会があったというケースが多いんです。インターネット等を使った情報収集にも熱心で、クルマを見る目は厳しい。新開発プラットフォームがもたらす高い快適性や走行性能で、そんな中国ユーザーの支持を必ず得られると思っています」(有光氏)

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  2. 日産『リーフ』新型発売にスタンバイ、家庭用充電器や太陽光パネル設置支援、米国でサービス開始へ
  3. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  4. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  5. 高速道路初、「コールドストーン」のパフェアイスクリーム自販機が登場…関越道高坂SA
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る