【ジャガー XF 解説】しなやかなフットワーク

自動車 ニューモデル 新型車
【ジャガー XF 解説】しなやかなフットワーク
【ジャガー XF 解説】しなやかなフットワーク 全 7 枚 拡大写真

ジャガーの新型車『XF』は、スタイリングにマッチした上質で洗練された乗り心地に仕上げられ、今後のジャガーが目指す方向性が、デザインやインテリアだけではなく、フットワークにも凝縮されている。

XFは、山道では軽快なハンドリングをしめし、ステアリング操作に対してクルマが素直に追従してくれるので、ハンドリングの正確性が高く、大きなボディを感じさせないスムーズなドライビングを楽しむことができる。

室内の静粛性も、V8のエンジン音は外で聞いているとスポーティな排気音を奏でているが、徹底的な遮音が施されているので、静粛性は高い。

そして特筆できるのが乗り心地のよさだ。トップグレードの「SV8」では20インチタイヤを履いているにもかかわらず嫌な硬さはなく、ジャガーらしい洗練された乗り味を提供している。

18インチを履くグレードならさらにしなやかさが増し快適な乗り心地となるが、17インチを履くベースグレードではタイヤがシャシーに負けている印象となる。

ジャガージャパンマーケティング部の中根知彦さんは「XFのサスペンションは『XK』で採用されたユニットをベースにさらに進化させています。その結果、直進安定性とアンチダイブ特性を向上させることに成功しました」

「またSV8には電子制御アダプティブダンピングやダイナミックモードを備えたジャガードライブコントロールを装備するなど、426psのパワーを生かすためのアイテムが標準装備されています」とコメント。

事実、SV8は安定感の高さと乗り心地を高い次元で両立させており、もっともスポーティなモデルでありながらも、しなやかな走りを披露してくれる。ダイナミックモードを選ぶと自動シフトアップがキャンセルされ、アクセルレスポンも鋭くなるのでスポーティなハンドリングも楽しめる。

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  2. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
  3. 第3世代e-POWERの日産『キャシュカイ』が無給油で英国縦断! その実力に日本導入への期待高まる
  4. 【ボルボ XC60 ウルトラB5 新型試乗】大胆緻密なマイチェンが証明する、ベストセラーであり続けている理由
  5. 日産『リーフ』新型、米国EV最安値の約440万円から…今秋発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る