東京メトロ副都心線、開業直前試乗会

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東京メトロ副都心線、開業直前試乗会
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東京地下鉄(東京メトロ)は副都心線・和光市 - 渋谷、20 .2kmの開業を14日に控え、試乗会を10日に開催した。試乗会の行程は新宿三丁目(各駅停車)池袋(急行)渋谷(各駅停車)新宿三丁目という1往復ルートで、使用車両は新型「10000」系。新駅となる雑司が谷駅での見学会も行われた。

池袋 - 渋谷間の所要時間は、急行で直接のライバルとなる埼京線と同等の11分。各駅停車で山手線と同等となるという。試乗してみると、フラットな地上を走る埼京線に比べてアップダウンの激しい副都心線は、ブレーキと力行を繰り返すためか前後の揺れが若干多く感じられた。それでも埼京線と同じ時間で走ると考えると、新規軌道と最新技術車両に優れた点があると思わざるを得ない。

埼玉・東京・神奈川を南北に結ぶルートはJR湘南新宿ラインなどの競合路線がひしめく激激戦区だが、同線と東武東上線、西武池袋線・新宿線、東急東横線との直通運転が行われると、古都・川越と港町・横浜の両観光地が結ばれ、ますます競合に拍車がかかることになる。

いっぽう、建設に「ガソリン税、自動車重量税等」の財源などがあてられた副都心線。池袋 - 渋谷間の地上部である明治通りは、東京都建設局による副都心線工事前の状態に戻す「原形復旧」の作業が順次行われる。それに続き、池袋 - 渋谷間の一部では、歩行者の安全を配慮した歩道整備および道路拡幅工事、池袋付近のバイパス道路新設(環状5-1号線)などが行われるという。雑司が谷駅の地上へ出ると、都電荒川線に沿ってその道路用地であろう空き地が整備されていた。

《レスポンス編集部》

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