【カーナビガイド'08夏】ユビークリンク 全力案内!…プローブ情報を活かした多彩なサービスを展開

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【カーナビガイド'08夏】ユビークリンク 全力案内!…プローブ情報を活かした多彩なサービスを展開
【カーナビガイド'08夏】ユビークリンク 全力案内!…プローブ情報を活かした多彩なサービスを展開 全 9 枚 拡大写真

乗換系とカーナビ系に分かれる

野村総研の100%子会社であるユビークリンクが提供する『全力案内!』は、携帯電話を使ったナビゲーションサービスだ。ドコモ、au、ソフトバンクの主要3キャリアに対応しているが、機能をフルに使うことができるのは、GPSを搭載するNTTドコモの903i以降の端末およびソフトバンクの一部機種(6月13日現在では920Pのみ)。

基本メニューは9つで、鉄道利用が中心となった乗換系(総合ナビ、乗換案内、鉄道遅延、徒歩ナビ)と、クルマで使うことを前提としたカーナビ系(車ナビ、フリーナビ、渋滞情報、交通情報、スポット検索)の2つに大別することができる。なお、フリーナビは徒歩モード・クルマモードの両方が用意されている。

◆プローブはリアルタイム化でさらに予測精度アップ

全力案内!のカラーが色濃く出ているのはカーナビ系で、最大の特徴はプローブ情報を活用した探索アルゴリズムを採用していること。目的地までのルート設定の際にVICS+プローブ統計情報を使った渋滞予測も可能だ。プローブにまで対応したケータイナビは現時点ではこの全力案内!だけ。4月末には、リアルタイムプローブに対応した。これまでプローブは統計情報を利用していたが、リアルタイム表示への対応によりまさに“現時点”の交通状況を反映したルート案内が行える。目的地と到着時刻を指定すれば、出発時刻を逆算できる「出発時刻ナビゲータ」も今年5月のバージョンアップで対応した。

プローブはタクシーの実走行データを使っている。現時点では約6000台のタクシーから情報提供を受けているが、ユビークリンクによれば今年末までに約1万3000台に増やす予定という。

VICSによる渋滞情報は実線、プローブによる情報は破線で地図上に表示されているが、東京中心部などでは破線表示の方が多く、他のケータイナビでは混雑状況がわからない道路までフォローされているのは安心感が高い。ルート案内時には流れがよい道路を積極的に選択するので、スピーディに目的地へ到着することができる。ルート案内させていないときにもヘディングアップ表示で渋滞表示を表示可能な「フリーナビ」も、全力案内!ならではの特徴的な機能だ。

◆月額210円で高精度ナビゲーションが手のひらに実現

道路の混雑状況を過去データを参照し、目的地までの所要時間から出発時刻を逆算するという「出発時刻ナビゲータ」も便利な機能。プローブ情報を利用するからこそ正確な到着予測が把握できる全力案内!独自の機能だ。自動車メーカーが純正カーナビのユーザーを対象として、同様のテレマティクスサービスを提供しているが、全力案内!はわずかな月額費用を負担するだけで、ほぼ同等の機能を誰でも使える。

カスタマイズの幅の広さも特徴で、道路幅の選択や難解交差点回避、自車表示位置の変更など設定可能な項目が養父に用意される。もちろんすべてデフォルト設定で使っても問題はないが、自分に使いやすいナビゲーションを作り込めるのは嬉しいところだ。

また、ルート誘導や操作ヘルプの役目をしてくれるイメージキャラクター「ゆびりん」は愛らしくユニーク。全力案内!は、ケータイナビ初心者からカーナビを使い込んだ人まで、幅広い層に対応するサービスと言える。

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《レスポンス編集部》

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