コンパクトな筐体にワイド5V液晶を搭載
取り付けが簡単なコンパクトボディとシンプルな機能、そしてリーズナブルな価格で人気を博しているPND。07年まで同タイプのナビはサンヨー『ミニゴリラ』やソニー『ナブ・ユー』が先行していたが、パナソニックが「ストラーダ」のエントリーモデルとして、満を持して08年2月に投入したのが『ストラーダポケット』(CN-MP50D)だ。
筐体は文字通り「ポケットに入りそうなサイズ」で、DVDタイプのポータブルナビよりもはるかにコンパクト。筐体の大部分を占めているのがワイド5V型のモニター。同価格帯のナビと比べても画面サイズが一回り大きく、筐体のデザイン・質感もストラーダを名乗るにふさわしい仕上がりだ。PNDといえば機能優先で、「質感やデザインはいまひとつ」といったモデルがこれまで多かったが、ストラーダポケットは見た目にもチープな印象を受けることがない。
◆上位モデルの簡単ツートップメニューを引き継ぐUI、ワンセグTV機能も搭載
ストラーダポケットのメニュー画面は、HDDストラーダで「使いやすい」と好評の“簡単ツートップメニュー”をベースに、機能と画面サイズに最適化した独自メニューを採用。ナビ機能に絞っているので項目自体は少ないのだが、アイコンのサイズ自体が大きく、小さな画面であってもタッチしやすい。
オーディオ・ヴィジュアル面ではPNDでも標準的機能となりつつあるワンセグTV機能に加え、LUMIXなどのデジタルカメラで撮影した画像をスライドショー再生できるJPEGビューワーを搭載している。地元のチャンネルを記憶する「ホームモード」、旅行先のチャンネルを自動選曲する「おでかけモード」を用意するなど、使いやすさにこだわった機能はパナソニックならでは。またバッテリー内蔵なので、ドライブ中の休憩時だけでなく、外出先や家庭でもワンセグTVを見ることが可能だ。
◆住所データは約2000万件収録。“おでかけストラーダ”も利用可能
地図データ・検索データは付属のSDメモリーカードに収録しており、住所検索で約2000万件、電話番号検索で約1000万件のデータを持つ。また、パソコンで設定した目的地までのルートやスポット情報など、SDメモリーカードを介してナビ本体に持ち込める“おでかけストラーダ”も利用可能。PCサイトは4月にリニューアルし、データベースが拡充されており、67万件の豊富なデータから任意に選んだドライブコースやスポットを利用できる。
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