トヨタ、組織改正を実施---技術開発力強化のため

自動車 ビジネス 企業動向

トヨタ自動車は、2020年グローバルビジョンを見据え、競争力の源泉である技術開発力を強化するため、6月24日付けで技術分野の組織改正を発表した。

今回の組織改正では「商品開発本部」、「車両技術本部」、「パワートレーン本部」を再編し、本部の下に専門技術ごとに複数の部を括る「領域」を新設する。

専門性強化を目的に本部を再編し、主に車両開発を行う第1技術開発本部、ユニット開発・要素技術開発を行う第2技術開発本部を設置する。さらに、専門技術ごとの開発能力向上を狙いに、各本部内に「領域」を新設するもの。

また、技術分野直轄では、センター、部組織を再編するとともに「電池研究部」を新設する。車両全体の企画機能、商用車企画・開発機能、車両制御システムの企画・統括機能の強化を狙いに再編する。電池研究部は、次世代電池の研究開発を推進する。

このほか、第1技術開発本部、第2技術開発本部の部組織を再編し、プラットフォーム領域に「プラットフォーム統括部」を新設する。 

各専門技術領域における先行開発強化と先行開発から量産開発にわたる専門技術の蓄積と人材育成の促進、複数の専門技術領域に関わる制御システムの開発体制、HV(ハイブリッド)技術およびプラットフォームの開発体制の再構築が狙い。

《レスポンス編集部》

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