大型トレーラーとバスの衝突事故、懲役4年を求刑

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今年2月、岐阜県瑞穂市内の県道で赤信号を無視して進行した大型トレーラーと路線バスが出会い頭で衝突。バス運転手を含む14人を死傷させたとして、自動車運転過失致死傷などの罪に問われた32歳の男に対する論告求刑公判が23日、岐阜地裁で開かれた。検察側は懲役4年を求刑している。

事故は今年2月21日午前に発生している。瑞穂市生津外宮東町1丁目付近の県道で、青信号に従って交差点を右折しようとしていた岐阜バスが運行する路線バス(市役所巣南庁舎発/JR岐阜駅行き)と、交差道路の赤信号を無視して進行してきた大型トラックが出会い頭に衝突した。

運転手は車外に投げ出され、自車の下敷きとなって死亡。バスは運転手不在のまま約50m暴走したが、最終的には道路左側にあるパチンコ店の門柱(鉄柱)に衝突。乗客13人が骨折や打撲の重軽傷を負った。警察ではトレーラーを運転していた32歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕。検察は同致死傷罪で男を起訴している。

23日に開かれた論告求刑公判で、検察側は「被告は黄色信号確認時に十分停止できる余裕があったにも関わらず、交差側の交通量が少ないことから減速せずに進行を続けた」と指摘した。

さらに「こうした判断を“経験の甘さからくるもの”などと釈明するなど、反省が不十分。事故の結果は重大であり、凄惨なものだった」として、裁判所に対して懲役4年を求刑した。判決公判は7月7日に予定されている。

《石田真一》

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