ジャパンエナジー、廃プラスチックの再生技術を実用化

エコカー 燃費

ジャパンエナジーは、2004年4月から水島製油所で、廃プラスチック熱分解油を石油製品へ再生する処理技術について実証試験を行ってきたが、7月から実用化段階に移行したと発表した。この処理技術の実用化は国内石油会社として初めて。

具体的には、水島製油所で札幌プラスチックリサイクルの油化プラントで産出される廃プラ油を受け入れ、石油精製設備の一つである水素化精製装置を活用して石油製品(主にナフサ)に再生する。

当面、実証試験段階と同量の年間1000キロリットル程度の廃プラ油を処理するが、将来的には処理量を拡大していくことを検討している。

同社では、地球環境保全に貢献する観点から技術開発に取り組んきたが、4年間の実証試験により設備への影響などを確認、実用化技術を確立できたことから、今回、実用化へ進む。

日本で排出される廃プラスチックは年間約1000万tあり、このうち約1万tが油化プラントで処理され、年間約5000キロリットルの廃プラ油が生産されている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  2. 新型センチュリークーペ、6輪のレクサス『LS』、次期カローラにミゼットも…トヨタが「ジャパンモビリティショー2025」出展車両を公開
  3. 日産ブースはマンガ文化に着想、主役は『エルグランド』新型…ジャパンモビリティショー2025
  4. レクサス『IS』改良新型、新フェイスの実車を初公開…米国仕様は「F SPORT」のみ
  5. 『ジムニー』に収納スペースをプラス! カーメイトから「ジムニー専用 助手席下収納バッグ」が発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る