横浜ゴムは、9月1日から国内市販用タイヤのメーカー出荷価格を値上げすると発表した。
同社では今年4月に原材料価格の高騰によりタイヤの国内卸価格を値上げしたが、その後もタイヤの原材料である天然ゴム相場が依然として高値水準で推移しており、また合成ゴム・カーボンブラック・各種配合剤などの石油化学系原材料価格も、記録的な原油高により高騰を続けている。
原材料高騰を踏まえ、生産性向上やコスト削減などの内部改善を続けてきたものの、企業努力だけでこれを吸収することは困難であると判断、再び国内市販用タイヤのメーカー出荷価格を値上げすることを決定した。
対象商品は国内市販用タイヤ、チューブ、フラップ。値上げ幅は小型トラック・乗用車用が5.0%、トラック・バス用が6.5%、建設車両用・産業車両用が9.0%、チューブ・フラップが10%の値上げとなる。