マツダが8日発表した『ビアンテ』のインテリアはエクステリア同様に個性的なデザインが採用されている。マツダ車では他のミニバンでも比較的スポーティなテイストに仕上げられているが、ビアンテでは開放感のあるデザインにまとめあげられている。
ビアンテの開発責任者を務めた清地秀哲さんは「ビアンテのインテリアは乗る人みんながドライビング体験を共有できるインテリアを目指しています」
「メーターをダッシュボードの中央から少し運転席よりに設置し、シートは後方に行くにつれてヒップポイントが高くなるようにレイアウトしていますので、後方の席からもメーターが見やすく、乗員全てが走る楽しさを共有できます」
「シフトレバーはドライバーの操作しやすい場所に配置し、「23S」にはステアリングシフトスイッチを採用していますので、マニュアルモードも装備されています」
「シートはブラックとライドベージュを全グレードで選ぶことができ、「20S」と「23S」のシート表皮にはジュースなどをこぼしても染み込みにくく、汚れが付きにくいクリーナブルシートが標準装備されています」とコメント。
実際にビアンテのメーターは後席からでも見ることができ、乗員すべてが現在の走行状況を把握しやすいインテリアに仕上がっている。
4連のアナログメーターをセンターメーター風に配置するという少し珍しいデザインだが、メーターは少し運転席寄りにオフセットされており、さらにインパネの高い場所に配置されているので、ドライバーは視線移動が少なくてすみ、視認性は良好だ。
ビアンテのインテリアは一見個性的に見えるが、メーターの視認性や使い勝手もじゅうぶんに考慮されてデザインされている。