HKSが発表した2008年第3四半期の連結決算は、売上高は前年同期比3.0%増の62億1800万円と増収だった。営業利益は2億4600万円。
国内は、電子商品の新商品『CAMP2』や、サスペンション『ハイパーマックスIII』の新シリーズ投入効果などがあったが、石油価格高騰による個人消費意欲減退の影響などから国内アフターパーツ売上が減少した。
自動車メーカー向け部品の受託加工は増加し、マリンジェット用スーパーチャージャーの受託生産も順調に推移したことから、国内売上高は前年同期実績を上回った。海外事業は、米国でのパフォーマンスパーツ売上が減少し、欧州では投入が遅れていた現地特別仕様車用製品の売上があがったことにより前年同期並みまで回復した。アジア地域は、新規販路への売上が増加したが、海外全体の売上高は米国の落ち込みをカバーすることができず前年同期実績を下回った。
経常利益は2億5700万円の黒字。当期純利益が1億2800万円となり、黒字転換した。前年同期は8000万円の赤字だった。
通期業績見通しは前回発表したものを据え置いた。