岐阜のバス衝突事故で禁固の実刑

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今年2月、岐阜県瑞穂市内の県道で赤信号を無視した大型トレーラーが路線バスと出会い頭に衝突した。バス運転手を含む14人を死傷させたとして、自動車運転過失致死傷などの罪に問われたトラック運転手の32歳の男に対する判決公判が7日、岐阜地裁で開かれた。裁判所は禁固2年の実刑を命じている。

問題の事故は今年2月21日午前に発生した。瑞穂市生津外宮東町1丁目付近の県道で、青信号に従って交差点を右折しようとしていた岐阜バスが運行する路線バス(市役所巣南庁舎発/JR岐阜駅行き)に対し、交差道路の赤信号を無視して進行してきた大型トラックが衝突した。

バスの運転手は衝突の弾みで車外に投げ出されて死亡。バスは運転手不在のまま約50m暴走したが、最終的には道路左側にあるパチンコ店の門柱(鉄柱)に衝突。乗客13人が骨折や打撲の重軽傷を負った。警察ではトレーラーを運転していた32歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕。検察は同致死傷罪で男を起訴している。

7日に行われた判決公判で、岐阜地裁の田辺三保子裁判官は、被告の男が停止できる距離だったにも関わらず、赤信号を無視して交差点に進入したことを認定。「軽率な判断が悲惨な結果を招いた」と指摘した。その上で裁判官は「重大な事故を起こした刑事責任は重い」として、被告に対して禁固2年の実刑判決を言い渡している。

《石田真一》

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