大同特殊鋼は、愛知県常滑市の「あいち臨空新エネルギー実証研究エリア」に出力30kWの集光式太陽光発電実証プラントを今年12月までに建設する。
同社は、ひまわりのように常に太陽を追いかけレンズで太陽光を高性能な発電セルに集めて発電する集光式太陽光発電システムを開発した。メガソーラー(メガワット級の太陽光発電所)に適用可能な技術の確立を目指している。
これまで、システム単体での発電実証試験を国内外で実施し、発電性能を確認してきたが今回、多数の発電システムを連結した場合の発電性能、実際の消費地への長期にわたる電力供給の可能性を実証する。
集光式太陽光発電プラントとしては国内最大の出力になる。
事業は新エネルギー・産業技術総合開発機構の「太陽光発電新技術等フィールドテスト事業」の補助を受け、2009年度から4年間の長期実証試験を行う。愛知県がプラント用地として、あいち臨空新エネルギー実証研究エリアの一部を提供する。