【ダカール09】三菱 レーシングランサー を開発

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【ダカール09】三菱 レーシングランサー を開発
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三菱自動車は、2009年ダカールラリーの制覇を目的に、新型競技車『レーシング・ランサー』(MRX09)を開発した。

レーシング・ランサーは、FIAグループT1(改造クロスカントリーラリーカー)規定に則り2010年より施行される予定の新しいレギュレーションにも対応して開発した、スーパープロダクション仕様のクロスカントリーラリーカー。これまで通算12勝を挙げてきたパジェロ・エボリューションで培ってきたノウハウも随所に注ぎ込んで製作した。

CAE解析を駆使してパイプの配置及び径を最適化した新設計のスチール製マルチチューブラーフレームに、今季ダカールシリーズやFIAクロスカントリーラリー・ワールドカップなどの実戦を通じて熟成を図っている3.0リットルV6ディーゼルターボエンジンを搭載する。

今後、当面のクロスカントリーラリー活動ではディーゼルエンジンの技術開発に主眼を置くことから、世界戦略車でディーゼルエンジン搭載車も設定している『ランサー』(日本名『ギャランフォルティス』)に変更した。

今夏以降、欧州各国で順次発売する『ランサースポーツバック』をモチーフとしたカーボン製ボディパネルを採用。4WDシステム、駆動系、サスペンション、ブレーキなどは、新規則及びディーゼルターボエンジンの特性に合わせた改良を施して採用する予定。

ダカールラリーなどのクロスカントリーラリーを通じて培われるディーゼル技術のノウハウは、今後、市販車に搭載する新世代クリーンディーゼルエンジンなどにフィードバックする。同様に培われた4WD技術のノウハウもこれまでと同様、市販車に採用している4WDシステムに、それぞれ最適化を図ったうえで取り込んでいくとしている。

2009年のダカールラリーは、アフリカ大陸から南米大陸に舞台を移して新たな局面を迎える。同社では、ダカールラリーで『パジェロ』の車種PRの場としてだけでなく、エンジンや4WDシステムなどの技術開発の場として位置づけ1983年から25大会連続で参戦し続けている。

レーシング・ランサーMRX09の実車は、秋のパリモーターショーで国際披露される。

《レスポンス編集部》

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