近畿大、茶かすから製造したバイオコークスの実証実験

エコカー 燃費
近畿大、茶かすから製造したバイオコークスの実証実験
近畿大、茶かすから製造したバイオコークスの実証実験 全 2 枚 拡大写真

近畿大学は16日、次世代バイオリサイクル燃料「バイオコークス」の大型実用炉で初の実証実験を実施したと発表した。実験の結果、石炭コークスの11.4%を代替できることが分かった。

実験は豊田自動織機の東知多工場(愛知県半田市)内にあるエンジン部品用の大型鋳造炉で実施した。通常の燃料である石炭コークスの一部をバイオコークスに替え、長時間の連続操業試験を実施し、製造工程への影響を評価した。

その結果、製品製造工程に影響を及ぼすことなく、石炭コークスを少なくとも11.4%削減することができた。また、バイオコークスの熱分解ガスによる燃焼の効果で、石炭コークスだけの場合より炉内温度が上昇し、鉄源の溶解速度が速まった。

バイオコークスはほぼ全ての植物性廃棄物からの製造が可能で、今回の実証実験では、コカ・コーラシステムから提供された茶かすを使って製造した。同大学では、今後、代替率向上に向けた実証実験を継続するほか、生産能力が10t/日程度の量産機の開発も行っていくという。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「変形ロボじゃん」可変カウル装備の新型BMW『R 1300 RT』にファン驚愕
  2. 日産『テラノ』が4年ぶり復活!? ブランド初のPHEVクロスオーバーSUV
  3. 「日本仕様もこのままで!」“2つの顔”を持つ新型トヨタ『カローラクロス』にSNS興奮
  4. 自動車7社決算分析、「稼ぐ力」首位はスズキの11%、2位トヨタを上回る[新聞ウォッチ]
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. シェフラーがヴィテスコ合併後初の出展、ポートフォリオ拡大と顧客対応力をアピール…人とくるまのテクノロジー展2025
  2. VWと米ウーバーが提携、『ID. Buzz』の自動運転車を運行へ
  3. BYDが「軽EV」の日本導入を正式発表、2026年後半に
  4. 【学生向け】人とくるまのテクノロジー展 2025 学生向けブース訪問ツアーを開催…トヨタ、ホンダ、矢崎総業、マーレのブースを訪問
  5. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
ランキングをもっと見る